SUS 盤

屋外に設置する制御盤等でサビ対策に重点を置いた筐体です。

ステンレスは鉄に比べるとサビにくく、サビ対策に重点を置くのであれば、ベストな素材になります。しかし、材料費としては鉄の数倍、さらに難削材となるため、加工費も鉄に比べて高くなり、当社で制作する場合は、鉄の筐体に比べ約3倍の価格となります。
筐体の構造としては屋外に設置することが殆どになるため、屋根付きの防水構造になります。
全ての材料をステンレスにする構造と外側はステンレスで中は鉄の構造とどちらでも制作は可能です。
当社はステンレス溶接後の表面仕上げが得意ではないため、ステンレス筐体をお受けする場合は標準で塗装処理があるものとさせていただいております。
ステンレスの架台も問題なく制作可能です。

当社の特長

当社は設計部門を持たず、お客様の図面に従い板金加工を行います。言い換えれば、お客様の希望する形は如何様にも制作できます。また、20年の筐体制作によるノウハウから、こういったものを作りたいというポンチ絵があればVA・VEをご提案いたします。
組立配線は行っておりませんが、ご要望があれば、パッキンの貼り付けや、扉の組み立て等の簡易組立のご相談もお受けします。
当社の塗装は粉体塗装を行っておりますので、タップ部分に塗料が入り硬くなってしまいます。通常はそのまま納品とさせていただいておりますが、当社でのリタップ等のご相談もお受けしております。
中板先行のご希望も多く、塗装、めっき、ZAM鋼板等に対応します。中板に穴あけ加工が必要であれば、CADデータをいただけますと、加工まで対応いたします。
自立型になれば、強度を出すための補強の追加、アンカーに取り付ける架台もセットで制作いたします。
納品後に扉にメーターの穴が必要になった等のご連絡をいただいた場合には、レーザー加工で追加工の対応もさせていただきます。

製作実績

加工実績のある材質

鉄:酸洗板、ボンデ鋼板、ZAM鋼板、ガルバジンクアロイ鋼板、縞鋼板、SS400 ステンレス:SUS304 2B、SUS304 #400片研磨、SUS304 ヘアライン、SUS430 アルミ:AL5052

加工可能な板厚

鉄:タレパン1mm~3.2mm、レーザー加工機0.3~16mm ステンレス:タレパン1.5mm~2mm、レーザー加工機0.3~8mm アルミ:レーザー加工機0.3~5mm