分電盤

落とし込み扉型や扉がない化粧板のみ、額縁型の分電盤の筐体を主に制作しています。

分電盤は漏電ブレーカーや安全ブレーカーから電気を提供するためのものですが、当社で制作する標準的な筐体の構造としては落とし込み扉型や、扉がない化粧板のみの場合が多く、他には壁に埋め込む額縁型もあります。当社で作る分電盤はこの3種類がメインとなっております。
筐体の幅が700mm以上になると鉄板1枚で筐体を曲げることができなくなるため、背面を分割する桃割れ構造(背割れ構造)か背面を1枚鉄板で制作する落し蓋構造となります。分電盤は基本的な構造が各社様で似ている筐体のため、幅、高さ、奥行の変更で制作可能な筐体となっております。
また、各社様でいろいろな工夫をしており、スポット溶接機で完結できるもの、筐体の上下が弁当箱のようになっている構造など、それぞれの特徴があり、お取引をさせていただくお客様の図面から日々勉強させていただいております。

当社の特長

当社は設計部門を持たず、お客様の図面に従い板金加工を行います。言い換えれば、お客様の希望する形は如何様にも制作できます。また、20年の筐体制作によるノウハウから、こういったものを作りたいというポンチ絵があればVA・VEをご提案いたします。
組立配線は行っておりませんが、ご要望があれば、パッキンの貼り付けや、扉の組み立て等の簡易組立のご相談もお受けします。
当社の塗装は粉体塗装を行っておりますので、タップ部分に塗料が入り硬くなってしまいます。通常はそのまま納品とさせていただいておりますが、当社でのリタップ等のご相談もお受けしております。
中板先行のご希望も多く、塗装、めっき、ZAM鋼板等に対応します。中板に穴あけ加工が必要であれば、CADデータをいただけますと、加工まで対応いたします。
自立型になれば、強度を出すための補強の追加、アンカーに取り付ける架台もセットで制作いたします。
納品後に扉にメーターの穴が必要になった等のご連絡をいただいた場合には、レーザー加工で追加工の対応もさせていただきます。

制作実績

加工実績のある材質

鉄:酸洗板、ボンデ鋼板、ZAM鋼板、ガルバジンクアロイ鋼板、縞鋼板、SS400
ステンレス:SUS304 2B、SUS304 #400片研磨、SUS304 ヘアライン、SUS430
アルミ:AL5052

加工可能な板厚

鉄:タレパン1mm~3.2mm、レーザー加工機0.3~16mm
ステンレス:タレパン1.5mm~2mm、レーザー加工機0.3~8mm
アルミ:レーザー加工機0.3~5mm